『豊島区の遺跡調査25年』展
~コーナー展示~「竹本焼終焉の地」
平成25年は、豊島区で初めての本格的な発掘調査が染井遺跡で行われてから 25 年、四半世紀という節目の年にあたります。現在は住宅街、商店街など高密度で土地利用が行われている豊島区においても、継続的に調査に取り組むことによって、遺跡の内容が次第に明らかになってきています。本展では染井遺跡の近世植木屋の調査や駒込一丁目遺跡の弥生時代集落の調査などの長年にわたる発掘調査の成果や、注目される発見などを出土遺物の実物や写真パネルでご紹介します。
また、研究の進展によって明らかにされた雑司が谷遺跡の内容も多岐にわたります。これまでに実施した雑司が谷遺跡の発掘調査では、江戸時代を中心に旧石器時代から近代にかけて各時代の遺跡が存在することが判明しています。
そこで雑司が谷まちかど遺跡ミュージアムでは、コーナー展示を特設して、雑司が谷遺跡から出土した竹本園関連資料の一部を公開します。竹本園は明治末から昭和初にかけて雑司が谷3丁目で操業した窯で、これらに関わる遺物は近代における豊島区の地場産業を語る上で欠かすことのできない、地域にとって重要な資料です。
豊島区の遺跡調査の歩みとともに、竹本園関連資料をお楽しみください。
平成25年11月22日(金)~12月23日(月)
場所:雑司が谷案内処2階ギャラリー
午前10時30分 午後4時30分※木曜日休館
共 催:豊島区教育委員会
教育総務部教育総務課文化財係
NPO法人としま遺跡調査会・
雑司が谷案内処
「竹本焼終焉の地」
配布パンフ⇒ pdf ファイルtakemoto201211